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WEC 富士6時間耐久レース 2014
2014/10/28
WEC第5戦となる「富士6時間耐久レース」が10月10日~12日の3日間に渡り、富士スピードウェイで開催され、アストンマーティン・レーシングはGTE-Proクラスで3位、Amクラスで1-2フィニッシュを達成した。
WECは、正式名称FIA World Endurance Championship(世界耐久選手権)で、FIA(国際自動車連盟)が統括する世界選手権のひとつであり、ル・マン24時間レースを含む全8戦で行われる世界最高峰の耐久レースシリーズ。
車両規定やドライバーの実績などによって、4クラスに分けられており、世界各国の自動車メーカーや名門チーム、トップアマチュアが一斉に競い合い、熱いバトルを繰り広げる。
今回、アストンマーティンはGTE-Proクラスに97、99号車、GTE-Amクラスクラスに95、98号車の合計4台、マシンは全て Aston Martin Vantage V8で参戦した。
テクニカルパートナーである大里研究所からは理事長 林、所長のDr.ピエール・マンテロをはじめとした9名とイタリアからの取材クルー3名が富士に集結した。
10日の公式練習では、各チームが練習走行でマシンのセットアップなどを進めた。
夕方には台風の影響とみられる真っ赤な夕焼けが空を染め、印象的であった。
11日は、午前中に美しい富士山が顔を出した。公式練習とピットウォークが行なわれた後、
午後からGTEクラスの予選が始まった。予選は25分間で2人のドライバーがタイムアタックを行い、記録されたベストタイムの平均により決勝のスターティング・グリッドが決まる。
97号車はステファン・ミュッケがトップバッターとして乗り込み、後半をダレン・ターナーに託した。
結果はProクラスでは99号車がトップ、97号車が2位と続き、Amクラスでは98号車がトップとアストンマーティン勢が優位となった。
また予選後には、ピットとパドックにて大里研究所によるドライバーのダレン・ターナーとトレーナーへのインタビューも行った。
Aston Martin Vantage V8 | 後ろ姿も美しい |
練習走行 コースから富士山が見えた |
台風の影響と見られる真っ赤な夕焼け |
予選日の朝の富士山 | 大里研究所メンバー |
予選前のピット | ピット内にあるダレン・ターナーの ヘルメット |
もうすぐ予選 | 予選スタート アストンマーティン勢が優勢 |
予選後のダレン・ターナーへのインタビュー | トレーナーへのインタビュー |
12日の決勝は、台風の接近が心配されたが予想よりスピードが遅かったため雨が降ることはなく、ドライコンディションの中で行われた。
朝からピットウォークが行われた後、グリッドウォークが始まった。グリッドウォークは、レーススタート前にスターティング・グリッドに入れるイベントで、隊列したマシンやドライバー、クルーを間近で見ることができ、緊張感や熱気を直に感じられる。
理事長 林はドライバーやクルーにエールを送った。
そして、いよいよ緊張の中、午前11時に決勝レースがスタート。
合計27台のマシンが加速し、ポジション争いが展開され、6時間におよぶ熱い戦いが繰り広げられた。
結果、Proクラスでは99号車が3位、Amクラスでは序盤から速さを見せた95号車が見事優勝、98号車が2位に続き、アストンマーティンの1-2フィニッシュとなった。
WECは残り3戦。次回は11月に上海で行われる予定で、アストンマーティンは富士同様の4台がエントリーしている。
ピットウォークでのサインを求める人の列 | グリッドウォーク |
ダレン・ターナーと | Aston Martin Racing チーム監督John Gawと |
クルーにもインタビュー | マシンに乗り込むダレン・ターナー |
スタート直前 | いよいよ決勝がスタート |
決勝レースを走る97号車 | ピットにてレースを見守る |