品質マネジメントの国際規格 ISO9001 が7年ぶりに改定され、2015年9月15日にIS（国際規格）が発行されました。ISO規格は日々進化する技術革新や時代に即したニーズに対応するため、定期的(原則5年ごと)に見直されることになっています。
今回の改定に対応すべく、12月10日、株式会社テクノファより講師を招き、ISO9001：2015対応　審査員資格移行コースの研修を社員全員で受講しました（会場：大里研究所ymaホール）。

ISO9001品質マネジメントシステムの改定の狙いや変更点について解説があった後、班に分かれて審査やマネジメントレビューを想定した演習を行いました。
今回の改定では、独立の要求事項であった「予防処置」が削除され、「リスク」という言葉が導入されました。しかし、「予防処置」の考え方が失われたわけではなく、マネジメントシステム規格自体が「リスクを洗い出してそれに対処する」という考え方を基に構築・運用されているため、むしろ「予防処置」の考え方を広く捉えています。以前は狭い範囲で予防処置を捉えていたため、「リスク」の考慮不足だったと言えます。
この改定のポイントを意識しながら実際に自分達で考える練習ができ、理解を深めることができました。そして、よりよいマネジメントシステムに改善し、会社業務を効果的にして品質管理の向上や顧客の満足を高める素晴らしい機会になりました。